初海外、初留学、初救急診療

はじめての海外で病院に行くとは想像もしない出来事であった。
シンガポールから帰国した翌日、発熱を起こした。
2022年12月22日早朝いつもとは異なるコンディションを感じ起床した。滝のように流れる汗と時々やってくる悪寒に耐えながら私はベッドの上で目をつぶることしか出来なかった。

ルームメイトに熱さまシートと解熱剤、100plusという日本でいうポカリスエットのような飲み物、梨を買ってきてもらった。

実は荷物を最小限にしてきた私は体温計を持ってきておらず熱を測る術がなかった。彼女から体温計を借りると38度という高熱を発症していることが発覚した。

23日の朝になっても熱は下がらず苦しい期間を過ごした。

私はこの時、熱が一向に下がらないため新型コロナウイルスに感染しているのではないか、1ルームで生活するルームメイトに菌をうつしてしまうのではないか、学校を欠席することで来月次のクラスへ進級することが出来ないのではないかという三つの不安を抱えていた。

結局23日の夜に高熱との戦いに耐え兼ね救急病院に行く決断をした。
ただ高熱を発症しながらの病院探しは極めて困難であった。加えて夜まで運営している病院は日本語対応がないため英語でのやり取りが必要であった。

海外の病院となると高額請求や想像以上の治療費が懸念されるが幸いにも私は保険に入っていたため救われたようだ。


ここで一つ便利なサービスを紹介したい。
OSSMAというサービスは留学生の危機管理サポートである。病院の予約と、今後の流れを説明してくれる極めて便利なサービスである。このサービスを利用したことで、病院での長時間待機が省かれたことだけでなく、保険の対応もしてくれた。

画像



深夜の病院は意外にも混雑しておりクラクラする頭を何とか動かしながら点滴をしてもらう運びとなった。約2時間の点滴を終え想像以上に状態が回復した。
検査を行ったのだが、新型コロナウイルスは陰性、喉の風邪という診断を受けた。ひとまず回復の兆しが見えたことに安堵する23日の深夜であった。

しかし24日の朝、再発熱を起こし学校を休まざるを得なかった。
熱と格闘すること数日やっと平常温度に戻り復帰することが出来た。
 
この風邪の期間を通して自分は風邪をひかない、風邪をひいても一日たてば治る、などなどの根拠のない自身がここまで自分を苦しめるものになるとは想像もしなかった。
 
熱を発症していた期間はとにかく辛く心身ともに疲弊したが初めての海外で病院に足を運び一連の手続きや行動を経験できたことは今振り返ると良くも悪くも大きな経験をしたように感じる。

OSSMAの詳細URL
https://emergency.co.jp/service/education/